ひとつの学習のあり方

 看護師技術を習得するために、通信制の学校で学習する方がいることでしょう。その学習を経て看護師となったときに、「かつて私は、通信制で一生懸命看護の勉強をしていたなあ。通学して、みんなと一緒になって学習できないのはさみしかったけれど、都合の良い時間を選んで学習できる点は素晴らしかったわ」という感想を抱くのだろうと考えられるのです。特に、仕事をしている方にとっては、通信制で看護の学習ができることは心強いことだと思い、今の仕事を続けながら通信制で学習することで、勉強をすることを目的に仕事を辞めたという理由で、収入面で不安を感じることなく看護師を目指せることを意味しているのです。
 通信制の学習が功を奏して、正看護師になれた方がいるのではないでしょうか。特に、准看護師として病院勤めをしている方は、正看護師として働いている人を見るたびに、「自分も正看護師だったら一人の看護師として自分の仕事を正当に評価してくれて、かつ高い収入を貰えるのに」という想いを募らせていくことが考えられるのです。正看護師が働いている姿によって、正看護師を目指すようになることはよくあることではないかと思い、さながら正看護師として働いている方から、准看護師である自分に対して、あなたも正看護師になりなさい、という発破掛けを受けているような気持ちになることは珍しいことではないかもしれません。病院勤めをしているため、通学をして正看護師を目指すことが困難な准看護師も、通信制に頼ることで可能性の扉が開かれていくのです。

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